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原爆被爆者の被ばく線量と原爆症認定の関係について

【原爆被爆者の被ばく線量と原爆症認定の関係について】
 興味ある資料を見つけました。厚生労働省のHPの中にあります。

 出所:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/genbaku09/15e.html

  「放射線の線量と影響(長崎の場合)」
 15e_04.gif

  「放射線の線量と影響(広島の場合)」
 15e_05.gif
  
【原爆症認定の基準】
 原爆被爆者のうち、原爆被爆(放射線)による病気にかかっていると認定されると、医療補償が提供されます。

 その際に、「認定基準」があります。基準が現実に合わない、被爆者を切り捨てている、として裁判でも争われ、国・厚労省が負け続けているのも、この「認定基準」です。

 それを今は横に置いて、「認定基準」に書かれる内容を見ると、
 (東京の原爆被爆者団体「東友会」のHPより。→ http://t-hibaku.jp/seido/07_nintei.php )

「起因性」の判断:「新しい審査の方針」の「積極認定」基準
• 悪性腫瘍(固形がんなど)、白血病、副甲状腺機能亢進症
1.被爆地点が爆心地より約3.5キロメートル以内である者
2.原爆投下より約100時間以内に爆心地から約2キロメートル以内に入市した者
3.原爆投下より約100時間経過後から、原爆投下より約2週間以内の期間に、爆心地から約2キロメートルの地点に1週間程度以上滞在した者
 広島の場合は昭和20年8月13日より前から、長崎の場合は昭和20年8月16日より前から1週間以上つづけて爆心地から2キロメートル以内で寝泊まりしていた場合。

•心筋梗塞、甲状腺機能低下症、慢性肝炎・肝硬変
1.被爆地点が爆心地より約2.0キロメートル以内である者
2.原爆投下より翌日までに爆心地から約1.0キロメートル以内に入市した者

•放射線白内障(加齢性白内障を除く)
1.被爆地点が爆心地より約1.5キロメートル以内である者

 これらに当てはまらない場合は被曝線量、既往歴、環境因子、生活歴などを総合的に判断して個別に審査するとしています。 
 (引用ここまで)

 そこで「 悪性腫瘍(固形がんなど)、白血病、副甲状腺機能亢進症」の項を見ると、「1.被爆地点が爆心地より約3.5キロメートル以内である者」とあります。これを上の図と比べると、広島でも長崎でも1ミリSvの目安が3.5キロメートル。そして、これより爆心地に近い場所で被ばくした人が白血病・がんを発症したら原爆症と認定される、はずです。

 原爆症では1ミリSvで認定、医療補償。一方、福島原発事故の被災者は、国の損害賠償基準では、被ばく線量20ミリSv以下では健康被害がないことにされています。避難区域(20ミリSv以上の被ばく地域)の住民でも、放射能による健康被害を認められた人はいない。甲状腺がんが多発しても、国も県もいまだに「原発事故の影響とは考えにくい」と言う姿勢です。

 さて、この矛盾をどうしましょうか?
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コメント 1

岡 紀夫

はじめまして。私は広島県出身の者です。ネットを見ていて偶然通りがかって、こちらの【原爆被爆者の被ばく線量と原爆症認定の関係について】を拝見いたしました。残念ながら、1mSv以上の被爆を理由に原爆症認定されるという事実はないんですよ。長年、訴訟で被爆者側と熾烈な争いをしてきた(現在もしている)厚労省のホームページは原爆の放射能被爆被害を極端に小さく見せ掛け、そして被爆者援護施策を十分に行っているのだという印象を国民に植え付けるための嘘やトリックが満載なのです。原爆でも原発事故と同じで、国はどこまでも嘘つきなのです。本当の実情について、よろしければ参考にされてみて下さいね。〔厚労省が言わない原爆症認定の実態〕 http://togetter.com/li/661534
by 岡 紀夫 (2014-11-24 20:02) 

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