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福島県民健康管理調査⑦

福島県民健康管理調査⑦】

 前回、福島の「県民健康管理調査」の中の「基本調査」について、少し書きました。

 その時には数字だけで紹介しましたが、今日は「基本調査」をグラフにして紹介します。
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上のグラフは、被ばく線量推計値毎の人数です。事故から2年経った今年の3月末時点で、「基本調査」のアンケートに応じた県民は48万人【県民の23%】、推計結果が出た人は42万人です。(グラフが小さくて見にくいので、グラフをクリックして拡大してください。)

「H23年度甲状腺検査地域」は、第一原発により近い「避難区域」やその近隣の市町村です。「H24年度甲状腺検査地域」はより遠い市町村(例えば福島市や郡山市、白河市など)です。このうち福島市と郡山市、二本松市の回答者で、ほぼ62%です。

一見してH24年度検査地域で、被ばく線量(推計値)が1~2ミリSv(「2ミリ未満」)の所に人数のピークがあります。H23年度調査地域では、0~1ミリSvにピーク。私にも意外でしたが、避難区域の方々は早く遠方へ移動したのでしょうか、福島市や郡山市の方々より平均の被ばく量(推計値)が少ない。
 

 平均の被ばく線量(推計値)は、
 ・H23年度甲状腺検査地域:0.96ミリSv
 ・H24年度甲状腺検査地域:1.18ミリSv (福島市は1.26ミリSv 郡山市は1.18ミリSv)
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次のグラフは人数比率の分布。H24年度地域では1ミリSv以上被ばくしたと推計される人が60%もいます。H23年度地域では約30%。

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H23年度検査地域の特徴は、3ミリSv以上の被ばくと推計される人の割合が高いこと。約3%です。(H24年度地域では0.2%。)
しかも高線量被ばくほどその人数が少なくなりますが、ゼロになりません。この被ばく線量推計値の領域で、特に人数が多いのは飯舘村と浪江町です。一部の方々(家族?)が高線量の被ばくをしてしまいました。

 この結果から、私は2つの危惧を持ちます。

① 初期(「基本調査」は事故後4ヶ月間の外部被ばくを推計しただけです)に、比較的高線量の被ばくをした方々の健康状態は? 健康診断が系統的、継続的になされているのか? まずは後日、「県民健康管理調査」の公表資料の中から分析してみます。

② 福島市や郡山市の人口が多い市で、低線量ですが広範な人達が1ミリSv以上の被ばくを受けました。この地域には事故当時も今も変らず住民がいて、被ばくさせられ続けています。その被ばく量は事故後2年経ち、すでに1ミリSvでは済みません。避難区域よりも一層危険と言わねばなりません。一層緻密で頻繁な健康診断が必要です。



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